平成28年度定期総会・講演会・懇親会の報告

 報告者:小野瀬敬二

 開催日:2016(平成28)年7月16日(土) 上野精養軒

 

第一部 定期総会

 

1 黙祷

 開会に先立ち、物故者への黙祷を捧げました。

2 挨拶

・金子会長

 同窓会設立経過の簡潔な概要と同窓会の会長・理事長制についての説明があり、当同窓会から20周年記念事業として寄付講座の設定を提案し、法学部教授会も積極的に受け入れたいとの方針を出しており、実現のために皆さん方の協力も是非お願いしたい。

・西田幸介法学部教授会主任

 学部長が所用のため出席できないので代理として出席。法政大学法学部を卒業し大学院で学んだことの紹介があり、同窓会から寄付講座の提案を頂き、法学部としても是非とも実現したいと考えているとのご挨拶がありました。

3 議事

 事務局長から平成27年度活動報告、大塚財務室長から決算報告があり、猪山雄治監事から「決算書及び財産目録は適正に作成され、記載内容は適正である」との監査報告がありました。引き続き平成28年度活動方針、予算の説明がありました。

・平成28年度活動方針

 校友会の代表議員は現在1名ですが、もっと増やすためにも当同窓会を主たるパートナー組織とする校友会正会員増加に向けて努力したい。

 現在、寄付講座開設、記念誌の作成など創立20周年記念事業に向けた準備を着々と進めております。寄付金と記念誌への広告について会員各位のご協力をお願いしたい。

 寄付講座とは、当同窓会が資金や人材を提供して授業を提供することです。これは法学部同窓会が親睦だけの団体ではなく、在学生に対する勉学の支援を具体的に行うということですので、極めて有意義なことだと考えております。ぜひ、会員を初め皆様方のご協力をお願い致します。

 年会費の納入者をもっと増加させたい。現在終身会員を除いても1700名の会員がいますが、年会費納入率は19%に留まっています。年会費納入者の増加に向けて具体的対策を講じるよう努めますが、会員のご協力をお願いします。

 

第二部 講演会

 

1 講演

・講師:上田清司埼玉県知事

 演題:「県政改革について―成果を出す行政―」

 埼玉県政12年間での改革実績の実例を挙げて、行政文化の意識改革の必要を含め、淡々とした口調ながら聴く者を引き込む、概要次のような内容でした。

 行政職員は、真面目にコツコツと仕事をするが、結果は余り問われない「虫の目」になっている。改革のためには、単年度だけでなく数年にわたる変化をみる、トレンドを読む「魚の目」が必要である。更に他との比較をし、広い視野で事実をみる「鳥の目」が欠かせないと語り、聴く人を引きつけていました。

2 留学生スピーチ

 法政大学の留学生スピーチコンテストで最優秀賞を受賞した中国からの留学生リュショウナンさんから、「逆境よありがとう」というスピーチがありました。アルバイト先で、お客から「全然通じない」と言われショックを受けたが、子供の頃母から聞いた話にヒントを感じ、これを逆境と感じるのではなくチャンスと考え、感謝の気持になりました、と素晴らしいスピーチがありました。

 

第三部 懇親会

 

精養軒2階の梅の間は、参加者で溢れるばかりの盛況でした。五明理事長が開会を宣しました。

 廣瀬克哉法政大学常務理事から、法学部同窓会は、寄付講座の開設提案、現役の学生の招待など、同窓会と法学部学生達との距離が縮まってきている。これらは次世代の若者達の力になっており、こうした支援を大学として御礼申し上げるとのご挨拶がありました。

 桑野秀光校友会長からは、校友会の会長・副会長のほとんどが法学部出身者であり、他学部にも配慮が必要になっているとの話がありました。

 秋山太史後援会副会長は、現役の学生も参加していることに驚くと共にこうした連携は羨ましい活動だ感じました。

 木内均衆議院議員から、菅義偉官房長官を会長とする法友会議員連盟があり、自民党本部での会合に田中総長にも来て頂き、「まさか私が自民党本部に足を踏み入れるとは」との言葉を頂きましたとの紹介がありました。

 続いて司会者から招待者の紹介の後、下西孝副理事長から、記念事業として寄付講座を開設するためには相当量の資金が必要であり、皆様の協力をお願いしたいと熱い思いを込めた挨拶がありました。

 次いで、下森定同窓会顧問の音頭で乾杯をして墾談に入りました。

墾談の中で、全国卒業生の集い京都大会が開催される仲村哲京都府法友会副会長から、大会の行事についての紹介と参加の呼びかけがありました。

 最後は、恒例の応援団のデモンストレーションと全員で肩を組み校歌を斉唱してお開きとなりました。

 

決算、予算、活動方針、講演などの詳しい内容は、11月に発行予定の会報34号に掲載します。

以上

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